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函館「食」ニュース

世界的グルメガイド「ゴ・エ・ミヨ」日本版、「バスク」深谷シェフを表彰

2023/3/20
世界的グルメガイド「ゴ・エ・ミヨ」日本版、「バスク」深谷シェフを表彰

フランス生まれのレストランガイドブック「ゴ・エ・ミヨ2023」の日本版で、スペイン料理店「レストラン バスク」オーナーシェフの深谷宏治さんが「トランスミッション賞」を受賞しました。 「ゴ・エ・ミヨ」は、ミシュランと並ぶフランス発のレストランガイド。その土地の持つ地域性に注目し、レストランやシェフだけでなく食材の生産者などにも注目して総合的に評価する姿勢で、料理人や美食家などからの信頼を得ています。 トランスミッション賞は、「培ってきた知識と技術を、時に国を超え、世代を超えて伝える(=トランスミッション)ことに多大な貢献をした料理人」を表彰する賞です。 深谷さんは、街の飲食店を巡り、飲み歩き・食べ歩きを楽しむスペインの文化を再現したイベント「函館西部地区バル街」を2004年に発案。2009年からは、スペイン・バスク地方のサンセバスチャン発祥の取り組みを参考にした「世界料理学会 in HAKODATE」を1年半に1度のペースで開催し、実行委員会代表を務めています。 2022年に10回目の節目を迎えた同学会には毎回国内外から気鋭の料理人が参加し、調理技術はもとよりその背景にある風土や素材、個々の料理哲学などを熱く語ります。今では国内の他の地域でも料理学会を開く動きが広まっています。 「ゴ・エ・ミヨ」は深谷さんのこれらの取り組みがトランスミッション賞の趣旨に合致していると評価し、同賞を贈りました。 「ゴ・エ・ミヨ2023」は、2023年3月15日(水)より全国の書店などで販売されています。

今年は地元飲食店とパン店がコラボ、ピロシキ博2023 in HAKODATE

2023/3/10
今年は地元飲食店とパン店がコラボ、ピロシキ博2023 in HAKODATE

「はこだて焼きピロシキ」を販売する製パン店などで構成する団体「ソユーズはこだて焼きピロシキ」が、限定ピロシキを販売するイベント「ピロシキ博2023」を3月18日(土)~19日(日)に函館蔦屋書店で開催します。 地元飲食店など9店が考案・製造した「あん(=ピロシキの具)」を、ソユーズはこだて焼きピロシキに加盟する製パン店など7店が作る自慢の生地で包み、2日間限定の特別な「はこだて焼きピロシキ」として販売します。 このほか、ロシア料理店として創業した老舗レストラン・五島軒も普段店頭にないピロシキを販売。また関西で絶大な知名度を誇った洋菓子店「パルナス」の味を引き継ぐ製パン店・モンパルナス(大阪府豊中市)も名物のピロシキを特別販売します。 焼きピロシキに関するトークや、ピロシキを題材にした創作落語などのステージも実施。19日にはロシア出身で札幌在住のタレント、アリョーナさんも登壇し、日本とロシアの食のつながりについて語ります。 ◎問い合わせ先 ソユーズはこだて焼きピロシキ事務局 0138-76-3749

STV『ブギウギ専務』で「五稜乃蔵」が紹介されます(3月10日深夜)

2023/3/9
STV『ブギウギ専務』で「五稜乃蔵」が紹介されます(3月10日深夜)

2021年に誕生した函館の酒蔵「五稜乃蔵(ごりょうのくら)」が、STV札幌テレビの番組『ブギウギ専務』で紹介されます。放送時間は3月10日(金)深夜0:30~0:59(日付は3月11日)。 紹介されるのは、全国各地の酒蔵で配布されている酒のラベル「御酒印」を集めながら酒蔵の魅力を再発見する企画「御酒印めぐりの旅」。 北海道編はいったん終了していましたが、道南に新たな酒蔵が誕生したことから、新章「道南編」として放送されることに。「専務」ことタレントの上杉周大さんとお笑いコンビ「ダイノジ」の大地洋輔さんらが酒蔵を訪ね、総杜氏の川端慎治さんの案内のもと、道南の風土を活かした酒造りに触れます。

函館西部地区バル街、5月の開催決まる

函館西部地区バル街、5月の開催決まる

街の飲食店を巡り、飲み歩き・食べ歩きを楽しむイベント「函館西部地区バル街」が、5月20日(土)に開催されます。2019年秋以来、約3年半ぶりの開催です。 スペインの飲食文化「バル」を取り入れたグルメイベントとして春と秋の年2回開催されている同イベント。毎回、フレンチ、イタリアン、和食、カフェ、ビヤホール、バー、寿司店、ラーメン店、蕎麦店、ホテルのレストランなど、様々なジャンルの飲食店が参加します。 5枚つづりのチケットと付属マップを手に西部地区を散策し、好みの店に立ち寄ってピンチョス(おつまみ)&ワンドリンクとチケットを引き換えます。前売チケットは4月20日(木)から販売される予定で、料金は未定です。 最新情報は公式ホームページをご確認ください。 ■第33回 函館西部地区バル街 日時:2023年5月20日(土)12:00~24:00(閉店時間は各店舗で異なる) 会場:函館西部地区一帯 前売チケット:4月20日(木)販売開始予定、料金未定 問合せ:函館西部地区バル街実行委員会(レストランバスク TEL0138-56-1570)

函館・道南の食の魅力が集結!「はこだてFOODフェスタ2023」開催レポート

2023/3/9
函館・道南の食の魅力が集結!「はこだてFOODフェスタ2023」開催レポート

冬を盛り上げるグルメイベントとして2018年から始まった「はこだてFOODフェスタ」。コロナ禍を経て4年ぶりに函館アリーナで開催された「はこだてFOODフェスタ2023」(2023年2月25日~26日)のレポートをお届けします。   会場は函館アリーナのメインアリーナ。1階の壁に沿ってコの字型にブースが設けられ、中央部分にはブースと飲食席がおよそ半々の割合で設けられました。ブース数は約70で、過去最多となりました。   【函館の食を表現、テーマブース】 函館近海で漁獲量が急増しているブリの特徴を活かした製品として考案された新グルメ「函館ブリ塩ラーメン」が初出店。「北海道新技術・新製品開発賞」食品部門で大賞を受賞するなど注目が集まっており、2日間とも大いに人気を集めました。   函館鮨同業会の寿司や海鮮丼は、毎回不動の人気。目の前で職人さんたちが手際よく寿司を握っていきます。   【フード・スイーツブース】 函館・道南の事業者が、道南の食材を使ったフードとスイーツを販売するこちらのブース。函館・近郊の豆腐店などで構成するグループ「はこだてのおとうふ屋さん」は、各店が作る寄せ豆腐の食べ比べセットなど、イベント限定商品を販売しました。   2021年に誕生した函館の酒蔵「五稜乃蔵(ごりょうのくら)」は、道産の酒造好適米を使い、函館亀尾地区の水で醸した日本酒「五稜」や関連製品を販売しました。   【マルシェブース】 函館・道南の生産者が育てた食材や地域産品を販売するこちらのブースにも、特色ある出店者が集まりました。 昆布生産量日本一のまち・函館が誇る「函館真昆布」をPRするブース「函館真昆布処UMAMI」。真昆布製品や、真昆布の出汁で作ったお吸い物を来場者に紹介していました。   函館とロシアの歴史的な関わりを踏まえた新ご当地グルメとして2017年に誕生した「はこだて焼きピロシキ」。この日は、鮭や鶏肉などさまざまな具材を使ったバリエーション豊かな「焼きピロシキ」が勢ぞろいしました。   【学生が主役、限定販売コーナー】 高校生や短大生が企画・考案した弁当やスイーツなどを販売する大人気コーナー。函館大妻高校は、道南の自然の恵みを詰め込んだ変わり種おにぎり2種を販売。清尚学院高校は、厚沢部産の黒豆を使ったパウンドケーキと七飯産りんごを使ったブラウニーを販売し、それぞれ1時間ほどで完売しました。   【キッチンステージ】 プロの料理人たちがライブキッチン形式で技を披露する「キッチンステージ」。道南の旬食材を使い、家庭でも作れる料理の数々が紹介されました。   【体験ブース】 野菜の飾り切りやおにぎり作り、ケーキのデコレーションなど、料理にまつわるさまざまな体験が無料でできるブースとして開設されました。日本さばけるプロジェクト実行委員会による「日本さばける塾in北海道」では、脂がのった近海産のホッケを小学生がさばき、ホッケフライにして試食する体験を行いました。 天候にも恵まれ、2日間でのべ19000人が来場した「はこだてFOODフェスタ2023」。あらためて、函館・道南の食の魅力の豊かさを再認識する機会になりました。