料理人が作る私の函館料理
熊猫社中洋食キッチンSato
佐藤 誠一
蝦夷アワビのヴァプール ソースピストゥー

旨味満点のアワビを、軽やかに味わえる前菜
蝦夷アワビは、鍋で軽く蒸し焼きにするフランス料理の技法「ヴァプール」で軟らかく仕上げ。アワビの上にはイタリア料理の要素が色濃い、トマトと野菜をオリーブオイルで合わせたピストゥーソースをのせて。フレンチ、イタリアン両方の要素を融合させた、まさに「日本の西洋料理」が味わえるのが熊猫社中洋食キッチンSatoです。旨味の強いアワビをまるごと使った前菜ながら、トマトのさっぱりさで実に軽やか、素直においしいと感じられる一皿です。
提供時期:11月~1月(入荷状況による)、フルコースのなかで
取材時期:2019年5月
仏料理をベースにした、ご飯と相性がいい西洋料理
佐藤 誠一
熊猫社中 洋食キッチン Sato
西洋料理
函館生まれ。高校卒業後、調理師専門学校に入学。中華料理を目指すつもりが、西洋料理の講師が作るオムレツに感激し、洋食のコックになることを決意しました。道東のホテルで働いた後、函館ロイヤルホテルに入社。8年間、フランス料理を中心とした洋食を本格的に学びました。この間、毎年開催される郷土料理コンクールでは、最優秀賞を含む5回の入賞。2012年9月に現在の店を開くまで、約3ヶ月間かけてバイクで日本を一周、さらに列車でのヨーロッパ一周の旅を通して、様々な地域の食や文化を見て回りました。自身の店では、難しいことは考えずに純粋に美味しいと思ってもらえる料理を目指しています。パンよりもご飯にあう西洋料理を心がけ、ご飯は毎日精米するほどのこだわり。店が軌道に乗ったのを機に、毎年3週間ずつ休みにして、イタリア、スペイン、フランスを訪ねて現地の食に刺激を受け、料理をブラッシュアップしています。
佐藤 誠一のもう一皿「大沼牛を使ったハンバーグ フレッシュ黒トリュフとフォアグラ添えロッシーニ風」

味わい深い赤身と甘味を持つ脂が特徴の大沼牛のひき肉を、国産の豚肉とブレンド。焼き上げにもひと手間かけたハンバーグです。コースのメイン料理で登場。10日以上かかるデミグラスをマディラワインで仕上げたソースでいただきます。ソテーしたフォアグラをのせ、フレッシュの黒トリュフを目の前でスライス。
提供時期:10月~11月(入荷状況による)、フルコースのなかで
取材時期:2019年5月

新型コロナウイルスの影響で
休業・営業時間変更の場合があります
休業・営業時間変更の場合があります
熊猫社中 洋食キッチン Sato
- 所在地
- 函館市山の手2-9-22
- 電話番号
- 080-6060-7193
- 営業時間
- 11:30~14:30(LO13:45)、18:00~21:30(LO20:30)
- 定休日
- 木曜日、金曜日のランチ、研修で長期休業あり
- アクセス
- JR函館駅から車で20分
- 公式HP
- 熊猫社中 洋食キッチン Sato