料理人が作る私の函館料理
二代目 佐平次
山形 智
おぐに和牛のステーキ 塩わさびおろしとマスタード

新函館北斗駅のほど近く、北斗市市渡(いちのわたり)で生産される「おぐに和牛」。そのステーキを、オリーブオイルを加えた塩わさびおろしとマスタードで食べるシンプルな料理です。サシの入ったやわらかな肉が好まれるなかで、あえて赤身の部分を使うのは、「しっかり噛みしめてこの肉の旨みを感じて欲しいから」と、山形さん。この「おぐに和牛」を生産する、おぐに牧場の小国美仁さんは、山形さんが店を持ったのと同じ頃、自身で牧場を構えて肉牛生産を始めた気鋭の生産者。牛は地元産の飼料を与えられ、夏には高原に放牧するなど、できるだけ自然に近い状態で育てられます。小国さんが作るこだわりの牛肉を使いたいと切望したことから、この料理が生まれました。同世代のふたりの交流を通して、開店当初から提供スタイルを模索してきた一皿。今では、日本酒と合わせて楽しむ二代目佐平次の定番料理です。
提供時期:通年(入荷状況による)、単品料理で
2019年1月取材
洋食の技法も活かした、日本酒に合うこだわりの居酒屋料理
二代目 佐平次

山形 智のもう一皿「大沼あかり農場 三元豚のグリル 知内産ニラソース」

観光地・大沼のほど近く、七飯町軍川(いくさがわ)で小規模な養豚業を営むあかり農場。ここの三元豚は、地域でとれる野菜などを飼料にして、通常よりも時間をかけて育てられます。このやわらかなロース肉を、洋食の技法で手間をかけてグリル。ソースには近郊・知内町産のニラを使い、ほどよい辛みが味わいのアクセントに。さらに、近郊産の季節野菜がふんだんに添えられます。箸で食べやすいよう、一口サイズに切り分けての提供。燗をつけた純米酒や自然派ワインに合わせるのがおすすめです。
提供時期:通年(入荷状況による)、単品料理で
2019年1月取材

休業・営業時間変更の場合があります
- 所在地
- 函館市五稜郭町4-13
- 電話番号
- 0138-51-3939
- 営業時間
- 18:00~23:00
- 定休日
- 月曜日
- アクセス
- 「五稜郭公園前」電停 徒歩10分
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